平成25年10月3日、新宿区にある京王プラザホテルにて『アクティブ福祉in東京’13』が開催され、むさしの園からは2テーマ、けやき園からは1テーマの研究発表を行いました。
それぞれの研究発表についてご紹介します。
むさしの園 テーマ1
『ご入居者一人ひとりの「笑顔」を求めて』~趣味から始まる、ご入居者の暮らしの輪~
ご入居者が、趣味活動やレクリエーションを通して他のご入居者や職員との交流を深める、潤いのある生活環境の提供と活動範囲の拡大を目指し、一人ひとりに合った趣味やレクリエーションに取り組んだ結果についての発表を行いました。
趣味やレクリエーションを通して信頼関係を築くことにより、生活上で不便に感じている点や要望についても話して下さるようになり、ご入居者の気持ちに配慮した適切な援助が実現できるようになりました。
むさしの園 テーマ2
『こんな方法があったの?!』 ~新たな技術の導入にむけて~
ご入居者の身体状況に応じた移乗方法の見直しを行い、「持ち上げない移乗介助」の導入により職員の介護負担軽減と職員全体の技術向上を目指した取り組みについての発表を行いました。
ご入居者のその時々の状況に応じた援助を提供することができ、ご入居者の心身への負担とともに、職員
の介護負担も軽減し、ゆとりを持って介護を行う環境が生まれました。
けやき園 テーマ
『ユニット型特養における感染症対策』 ~ノロウイルスなんかに負けない~
けやき園では、平成25年1月24日にノロウイルスが原因と思われる感染性胃腸炎の感染者が確認され、ご入居者12名と職員5名の感染拡大がみられましたが、早期終結を図ることができました。その際の対応方法についての取り組み結果を発表しました。
感染者確認の初動対応においては、嘔吐発見時の適切な対応が感染拡大を防ぐ最大の方法であり、また、感染症発症後においては、適切に備品を管理すること、職員間で情報を共有し、一元化を図る事が早期終結への道筋である事がわかりました。
当日は、多数の施設による様々な研究テーマの発表を拝見し、これからの参考になるものや取り組みのヒントを得ることが出来た実りのある時間を過ごせました。これからも現状に満足せず、サービスの質の向上に努めていきたいと思います。