園盛会だより35号(平成30年2月)

平成29年10月22日 海外研修の実習先  Lovisagården(ルイッサゴーデン)にて

多摩の里むさしの園
(羽村市)
    
・特別養護老人ホーム(従来型)
・特別養護老人ホーム(地域密着型ユニット)
・ショートステイ           
・デイサービスセンター(地域密着型)
多摩の里けやき園
(東久留米市)

・特別養護老人ホーム(ユニット型)
・ショートステイサービス
・デイサービスセンター
もみの樹園
(新宿区)

・特別養護老人ホーム(ユニット型)
・ショートステイサービス
・デイサービス(運動機能向上型)
・事業所内保育所
・ソシア訪問看護ステーション

新年のご挨拶

新年、あけましておめでとうございます。皆様と共に新春を迎えられることを、心より感謝申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、アメリカ合衆国にトランプ政権がスタートしました。『アメリカンファースト』を掲げ、保護貿易主義を前面に打ち出し、世界に混乱を招きました。あまりに極端な政策を次々に打ち出すことから、支持率も低迷を極め、今年も混迷が続くものと予想されます。また、隣国の北朝鮮では、大陸間弾道ミサイルを次々と発射し、地下核実験を強行するなど、米朝の緊張感が高まりをみせ、予期せぬ事態を招きかねない状況が続いており、我が国にも火の粉が降りかかる事も考えられ、平和的な解決が望まれます。
日本国内では『森友』『家計』問題が内閣を揺るがし、産業界では、検査データーの改ざんが自動車・鉄鋼メーカー等で行われ、世界における日本の信用の失墜が危ぶまれております。また、昨年は衆議院選挙が行われましたが、小池パワーの尻すぼみから野党の足並みが乱れ、自公の圧勝となりました。
当初消費税は、財政再建と福祉に全てを充てることとなっておりましたが、選挙目当てに教育の無償化等が掲げられ、財政再建と福祉の充実は、何処かに消えてしまう結果となりました。
当法人においては感染症が発症し、収束までに一月半の時間を要し、ご利用者やご家族に多大なご迷惑をお掛けしてしまいました。今年は、この様な事態が発生しないように、日々の安全衛生管理の徹底を図り、安全・安心の施設運営に努めて参ります。
また、当法人は今年の春に20周年を迎えます。この大きな節目を迎えられますのも皆様のご指導・ご支援の賜と感謝申し上げます。
今年は冬の訪れが早く、朝晩の寒暖の差が激しいので、健康には十分に御留意いただきたいと思います。今年は戌年です。前向きに新しい目標に向かって努力すると、必ず成就すると言われております。
当法人も目標に向かって着実な歩みを続け、大きく飛躍する年である事を願うと共に、皆様のご健勝を祈念して年頭の挨拶とさせていただきます。

社会福祉法人 園 盛 会
理事長 金 本 正 一

EPAベトナム人介護福祉士候補生の様子

平成29年8月に、EPAベトナム人介護福祉士候補生がむさしの園とけやき園に入職して、早いもので6ヶ月が過ぎました。入職した当初は、日本での生活や施設の雰囲気に慣れることを第一にプログラムを組み、ご入居者や施設職員との交流を図りました。また、毎日の介護職員による介護業務の指導と終了後の振り返り1日1時間の学習指導、そして、外部からも日本語講師や日本語ボランティア団体の皆様よりご指導をいただき、日本語も介護業務も着実に上達してきている様子がみられております。けやき園では、小学校での国際交流授業に、ボランティアとして参加させていただく機会もありました。
平成29年11月からは、変則勤務の理解に向けて、早番業務に入っております。また、各種の介護技術研修を実施するとともに、個々の習得状況を確認しながらフォローアップを行い、段階を踏んで直接的な介護業務にも取り組んでおります。
今後は、介護福祉士国家試験に向けた学習の準備も開始します。引き続き、温かく成長を見守っていただければ幸いです。

ノロウイルス(感染性胃腸炎)にご注意ください

現在、ノロウイルスの集団感染が流行しております。
ノロウイルスは、人から人へ感染する感染症(感染性胃腸炎)のほか、食品を汚染して食中毒をおこす原因にもなります。最近では、新年会で出されたウナギ丼や刺身からノロウィルスが検出され、集団食中毒へとつながりました。ノロウイルスは感染力が強く、また少量のウイルスでも感染するため、ご注意ください。

♦◆症状◆♦
潜伏期間は24~48時間で、下痢・おう吐・腹痛などの主な症状であり、発熱は軽度です。
一般的には数日で軽快します。また、感染しても発症しない場合もあります。
♦◆感染経路◆♦
①感染した人の便や吐物に触れた手指を介して、ノロウイルスが口に入る場合
②感染した便や吐物から、空中に浮遊したノロウイルス粒子を吸い込んだ場合
③感染した人が、不十分な手洗いで調理をして食品を汚染した場合
④ノロウイルスを内臓に取り込むことがあるカキやシジミなどの二枚貝を、生または不十分な加熱調理で食べた場合
♦◆治療法◆♦
現状、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はないため、対処療法がおこなわれます。
乳幼児や高齢者では下痢による脱水症状を生じることもありますので、医療機関へ受診し、適切な処置を受けて下さい。
♦◆主な予防の手段◆♦
人から人への感染となるのは手指です。排泄時は手が汚れやすく、それが感染源となって伝播します。
①食事の前とトイレの後などには、必ず石鹸と流水による手洗いをしてください。
これは感染予防の基本でもあります。また、他人と共用するタオルの使用も極力避けて下さい。
②カキなどの二枚貝を調理する時は、中心部まで十分に加熱して下さい。
生食の場合は、必ず生食用のものを用意し、消費期限内に使用してください。

海外研修 ~アメリカ合衆国 ロサンゼルス~~

平成29年10月22日~28日までの7日間、第9回となる海外研修(スウェーデン)が行われ、当法人の職員6名が参加しました。

研修日程

10月22日 
日本からスウェーデンへ移動

10月23日 
ストックホルム市内観光
24日 研修1日目 SQC& Löjtnant

10月24日 研修1日目 
SQC& Löjtnantsgården(ロイトナントゴーデン)
講義&施設見学(福祉制度・BPSDレジストリ)

10月25日 研修2日目 
Lovisagården(ルイッサゴーデン)&Danvikshem(ダンヴィクスヘム)
講義&施設見学(看取りケア・福祉機器) 

10月26日 研修3日目
Lovisagården(ルイッサゴーデン)&Rallarrosen(ロラーローゼン)
施設実習&講義(モーニングケア・看取りケアプラン)

10月27日 
スウェーデンから日本へ移動
10月28日 
日本到着

■ストックホルム市内観光

薄い黄色の荘厳な建物、ドロットニングホルム宮殿の様式美に感動しました。

■SQCオフィスにて研修

スウェーデンの歴史や医療、福祉の特徴について学びました。
その中でも印象的だったのは『BPSDレジストリ』(行動心理症状ケアプログラム)という、認知症の方のQOL(QOLは、Quality of
Lifeの略。QOLとは、人間らしく満足した生活を送れているかを評価する)を高めるためのツールについて学んだことです。
スウェーデンの多くの介護施設で導入されている、このツールは、PCソフトとして無料で配布されており、職員が認知症の方の行動心理症状の変化を入力すると、どのような症状が顕著か、各項目の点数とグラフが表示されるだけでなく、現在の症状への対応策等のアドバイスも表示され、必要な情報が素早く参照できます。ご入居者のQOL向上のため、日本でも取り入れてみたい方法であると思いました。

■施設Lovisagården(ルイッサゴーデン)での実習・Rallarrosen(ロラーローゼン)の見学

介護施設『Lovisagården』にて実習を体験。こちらの施設では、正看護師より、スウェーデンでの『看取りケア』についての考え方を学び、施設のユニットでモーニングケアの体験をしました。
また、入居者9名の施設『Rallarrosen』は、ご家族の満足度が近隣施設で一番高いことや、国の調査・市町村の正看護師からの評価が高いことなどを踏まえ、『看取りケア』における優れた施設であると表彰されたそうです。実際に施設長Helena(ヘレナ)氏より看取りケアの様々な取り組みについてお話しを聞かせていただくことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

研修参加者の感想

今回、研修に参加させていただいた中で、特に印象的だったことは、BPSDレジストリを使用した認知症ケアでした。症状を項目ごとに評価し、必要な支援をスタッフ間で共通認識の基に行うことで、向精神薬の使用を減らせることでした。【良質なケア】を目指し、ご入居者のQOLの向上に努めてまいります。

多摩の里むさしの園 介護課主任 河村 隼人

海外研修では、施設のアットホームな雰囲気やご入居者が望んだ1日を過ごされている様子を現地で体感しました。今後は更に【その人らしさ】に近づくことができるように、その方に合う、要望に沿った支援に尽力し、ご入居者とご家族の皆様にとって身近な存在になれるよう努めていきたいと思います。

多摩の里むさしの園 介護課副主任 井上 美咲

スウェーデンへ研修に行き、医療や介護の現状、介護現場を学ぶことが出来ました。介護における一つの理念で【病気と接するのではなく、人生と接すること】との言葉を学び、当たり前のことではあるが大切なことだと改めて気づきました。これからもご入居者とのコミュニケーションに力を入れたいと思います。

多摩の里けやき園 介護課副主任 大岡 正和

今回の研修で、スウェーデンの介護施設の在り方、看取りケアの取り組みを学びました。死も含めて【その人】の人生を大切にし【その人】にとって良い生活を送っていただく、という理念が感じられました。
研修で学んだ考え方、接し方を取り入れ、相談員として、ご入居者・ご家族と関わっていきたいです。

多摩の里けやき園 生活課 浅井 裕貴

【良いケアが一番良い薬】という言葉が、一番印象に残っています。良いケア=ご本人やご家族が望むケアではない場合もあります。人や環境、あらゆることが作用して【良いケア】は、生まれると思います。
【良いケア】とは何かを考え、それを目指して努力していきたいです。

もみの樹園 介護課主任 小室 千聡

今回の研修で、認知症の症状や緩和ケアについて学びました。自施設でスウェーデンの考え方を伝えていくとともに、ご入居者やご家族と密にコミュニケーションを図り、もみの樹園が安心して暮らせる場所だと感じていただけるよう努めていきたいと思います。

もみの樹園 介護課副主任 鈴木 香織

むさしの園 行事の様子

◆平成29年11月7日 東松原保育園交流会◆

今年も保育園から子どもたちが遊びに来てくれました。元気いっぱいな子どもたちの歌や踊りに、ご入居者の皆様にも笑顔がこぼれました。
後半には、子どもたちと手遊び歌をしたり、肩たたきをしてもらったりする時間もありました。子どもたちからの「元気でいてね」という言葉に、涙を流して喜ばれる方もいらっしゃいました。

車椅子の間を通って、ご入居者お一人おひとりと握手♪

◆平成29年11月12日 羽村市吹奏楽団演奏会◆

秋真っ盛りだったこの日、羽村市吹奏楽団の皆様に素敵な演奏を披露していただきました。
馴染みのある曲も多く演奏していただき、楽器の音色に合わせて手拍子や一緒に歌うご入居者もいらっしゃいました。演奏の最後には、ご入居者からアンコールの声もあがり、とても楽しい時間を過ごすことができました。

◆平成29年12月20日 クリスマス会◆

今年も、むさしの園のエントランスには大きなクリスマスツリーが飾られ、盛大にクリスマス会が開催されました。
催し物では、12月6日に開催されたのど自慢大会の優勝者による歌、有志職員による歌や踊りの披露、くじ引きによる抽選会が行われました。最後には、サンタクロースに扮した職員から、ご入居者お一人おひとりへクリスマスプレゼントが手渡されました。

昼食には、グラタンや唐揚げなど、クリスマスらしい料理がバイキング形式で振る舞われました。職員も一緒に食事をさせていただき、楽しい時間を過ごしました。
今年のクリスマス会も沢山のボランティアの皆様にご協 力をいただき、滞りなく終えることができました。心より感謝申し上げます。

むさしの園 デイサービス

◆平成29年10月18日
 ぶらり散歩・羽村 五ノ神神社、まいまいず井戸、羽村市動物公園◆

10月18日、朝から久しぶりの晴天に恵まれて、羽村市内をお散歩してきました。最初に向かった先は、羽村駅前にある五ノ神神社。境内にある『まいまいず井戸』も見学しました。都史跡に指定されて、年間数万人の見学者があるそうです。井戸の形がカタツムリに似ていることから、そう呼ばれるようになり、1960年に町営水道が整備されるまで使われていたそうです。
また11月21日には、7月に生まれたキリンの赤ちゃん『元気君』に会いに、羽村市動物公園へ行ってきました。市内には他にも、都指定の文化財があります。普段何気なく歩いているだけでは目に留まりにくいですが、これからも、ぶらりとお散歩に出掛けたいと思います。

◆平成29年12月20日 施設行事 クリスマス会◆

施設行事のクリスマス会に参加した時のご様子です。
昼食はバイキング形式で、皆様お好きなものを選んでいただきました。料理の盛り付けも綺麗で、味も美味しいと好評でした。

◆平成29年12月21・23日 デイサービス忘年会◆

今回の忘年会は、北の国からおでん屋さんをお呼びして『おでんパーティー』をお楽しみいただきました。大根、たまご、はんぺんがよ~く煮えていて好評でした。また、ミス♪マジックの手品ショーや腹話術による寅さんの口上などもありました。その後は皆で一年を振り返り、楽しい宴となりました

けやき園行事の様子

平成29年10月25日 秋の日帰り旅行

今年の秋の日帰り旅行は、池袋サンシャイン水族館で実施されました。
目的地に着き、まず昼食にお寿司を召し上がりました。握りたてのお寿司は美味しかったご様子で、皆様あっと言う間に食べ終えていました。
水族館では魚の餌やりショーを皆で見ることができました。お土産コーナーでは、皆様楽しそうにお買い物をされていました。水族館を楽しまれた後は、ショッピング街で買い物をされたり、カフェにてお茶をしたり、自由に過ごされていました。

平成29年12月23日 クリスマス

今年も待ちに待ったクリスマス会が開催されました!
昼食は、各階の多目的ホールにてバイキングが行われました。皆様食べたい物を楽しそうに選ばれ、中には「全部食べちゃいたいわ」という声も聞かれました。
午後は、各階の多目的ホールにてクリスマスソングが流れる中、ビンゴ大会や職員による演芸を披露しました。ビンゴ大会ではご家族や職員とともに番号を探して、ビンゴがリーチになると嬉しそうに手を上げて喜ばれていました。最後に、サンタクロースから皆様へクッションがプレゼントされ、笑顔があふれたクリスマス会となりました!

けやき園 デイサービス

◆平成29年12月20~22日 クリスマス◆

クリスマス会を行いました。
ご利用者の皆様は、お好きな帽子を選んでツリーの前にて記念撮影をされ、サンタクロースからのプレゼントに喜ばれていました。
昼食では、初めてクリスマスバイキングを行いました。
皆様、たくさんの料理に迷いながら、色とりどりの食材を目でも楽しまれました。バイキング料理の感想など、お話がとても盛り上がり、楽しいクリスマス会となりました。

 

もみの樹園行事の様子

◆平成29年11月1日 秋の日帰り旅行~浅草散策~◆

観光名所の浅草へ出掛けました。当日は秋晴れで、日向で過ごしている間は暑く感じるほどでした。昼食はお寿司や天ぷらをいただき、その後、浅草寺を参拝しました。雷門の前で記念写真を撮ったり、仲見世通りでお土産品を見たりしました。観光客も多い中でしたが、参加されたご入居者は、若い頃に訪れた日の事を思い出される方もおり、久しぶりの外出を楽しまれていました。    

◆平成29年11月23日 もちつき大会◆

町内会と小学校との合同で、もちつき大会を行いました。つきたてのお餅は、お汁粉にしていただきました。 

◆平成29年12月25日 クリスマス会◆

クリスマス会を行いました。昼食はバイキング!
たくさんのメニューが並び、お好きなものを選びながら、楽しくいただきました。

午後の演芸会は、ボランティアの皆様による演奏や歌、保育園児のダンス、新入職員のマジックショーで賑わい、楽しい時間を過ごしました。

栄養課&お知らせ

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