園盛会だより31号(平成29年2月)

平成28年度 海外研修が行われました

~ロサンゼルス Atherton Homes(アサートンホームズ) にて~

多摩の里むさしの園
(羽村市)
    
・特別養護老人ホーム(従来型)
・特別養護老人ホーム(地域密着型ユニット)
・ショートステイ           
・デイサービスセンター(地域密着型)
多摩の里けやき園
(東久留米市)

・特別養護老人ホーム(ユニット型)
・ショートステイサービス
・デイサービスセンター
もみの樹園
(新宿区)

・特別養護老人ホーム(ユニット型)
・ショートステイ
・事業所内保育所
・訪問看護ステーション

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。皆様方と共に、新春を迎えられますことを、心より感謝申し上げます。
昨年の世界情勢を振り返ってみますと、終わりのない無差別テロが各地で発生すると共に、イギリスのEU離脱、アメリカ次期大統領にトランプ氏が選出、そして、隣国韓国大統領の辞任表明と、既存路線からの脱却への流れがみられ、この流れは今年ある西欧諸国の選挙へと広がり、世界経済が大きく変わることも考えられます。
国内をみても、熊本の大地震や台風の影響により東北・北海道に集中豪雨が発生し河川が氾濫する等、地域住民の生活に甚大な影響を与える異常気象が多数発生しました。
また、軽井沢でのバス転落事故、自動車の燃費データの偽装、そして何と言っても、私共においては大きな事件であった、相模原障害者施設での殺傷事件といった暗い出来事が、数多くありました。一方、明るい話題もありました。リオ・オリンピックにおける水泳・体操・レスリング等の日本選手の活躍や、三年続けてのノーベル賞受賞等が、一時のやすらぎと勇気と希望を与えてくれました。
社会福祉業界にあっては、4月からの社会福祉法人制度の改革に向けて作業が続けられてきました。今回の大きな改革の柱は、第一に「経営組織のガバナンスの強化」、第二に「地域における公益的な取り組みを実施する責務」、第三に「事業運営の透明性の向上」、第四に「財務規律の強化」であり、この柱に沿って細部の諸規則が変更され、今迄以上に、地域に根差したより透明性のある経営が求められます。
当法人におきましては、今年第20期という節目を迎えます。この20年で培ってきた経験に慢心することなく、全職員が日々の努力と新しい技術と知識の修得に励み、ご入居者に寄り添った介護を実践して参りたいと思います。また、もみの樹園におきましては、1月より新施設長の下、新たにスタートを切ることになりました。前施設長同様、宜しくお願い申し上げます。
今年は、例年以上に感染症が猛威を振るっています。また、朝晩の寒暖の差が激しい日々が続いておりますので、健康には十分に留意して頂きたいと思います。
今年は酉年です。古来より福や幸運を取り込むということで、酉は縁起のいい存在として親しまれています。福や幸運をたくさん取り込んで、園盛会、そして皆様にとってより良い一年であることを祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。

社会福祉法人 園 盛 会
理事長 金 本 正 一

まちづくり出前講座

11月中旬に多摩の里むさしの園デイサービスにて出前講座が開催されました。
出前講座とは、羽村市が推進している生涯学習の基本企画の取り組みのひとつで、講師の方が依頼先に出向いてお話をしてくださるというものです。
今回は、羽村市動物公園園長の増田様が、動物公園の「ホットニュース」と題して飼育している動物の様子や、新しい試みとして学校と連携して取り組まれている事例などをお話ししてくださいました。動物公園には外出援助でたびたび訪れていましたが、お話を伺う機会はありませんでした。貴重なお話を聞けて、皆さま大変喜ばれておりました。

ノロウイルス(感染性胃腸炎)のはなし

現在、ノロウイルスの集団感染がさまざまな場所で報告されています。
ノロウイルスは、ヒトからヒトへ感染する感染症(感染性胃腸炎)のほか、食品を汚染して食中毒をおこす原因にもなります。感染した人の便や吐物には感染力が強い、ノロウイルスが含まれています。少量のウイルスでも感染するため注意が必要です。
♦◆症状◆♦
 潜伏期間は24~48時間で、下痢・吐き気・おう吐・腹痛が主な症状であり、発熱は軽度です。
一般的には数日で軽快します。また、感染しても発症しない場合もあります。
♦◆感染経路◆♦
①感染した人の便や吐物に触れた手指を介して、ノロウイルスが口に入る場合
②乾燥した便や吐物から、空中に浮遊したノロウイルス粒子を吸い込んだ場合
③感染した人が、不十分な手洗いで調理をして食品を汚染した場合
④ノロウイルスを内臓に取り込むことがあるカキやシジミなどの二枚貝を、生または不十分な加熱調理で食べた場合
♦◆治療法◆♦
現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はないため、対症療法がおこなわれます。
乳幼児や高齢者では下痢による脱水症状を生じることもあるため、医療機関を受診し、適切な処置を受けて下さい。
♦◆主な予防の手段◆♦
人から人への感染となるのは手指です。排泄時は手が汚れやすく、それが感染源となって伝播します。
■食事の前とトイレの後などには、必ず石鹸と流水による手洗いをしてください。これは感染予防の基本でもあります。また、他人と共用するタオルの使用も極力さけて下さい。
■カキなどの二枚貝を調理するときは、中心部まで十分に加熱してください。
生食の場合は、必ず生食用のものを用意し、消費期限内に使用してください。

海外研修 ~アメリカ合衆国 ロサンゼルス~~

平成28年10月24日~30日までの7日間、第8回となる海外研修が行われました。
今年は、初めての訪問となるアメリカ合衆国のロサンゼルスにて研修が行われ、当法人の職員6名が参加しました。その様子をご紹介します。

研修日程

10月24日 
日本からロサンゼルスへ移動
到着後、ミレニア社にて講義

10月25日 施設実習(1日目) 
Villa Gardens
施設見学・意見交換会・体操等

10月26日 施設実習(2日目) 
Atherton homes
施設見学・アクティビティの参加
米国介護福祉研修修了書授与式

10月27日 
介護用品店 3店舗を見学   

10月28日 
観光(ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド)

10月29日 
ロサンゼルスから日本へ移動

■【ミレニア・ホールディング】にて講義

アメリカでの【在宅医療・在宅介護及び創傷ケアのプロバイダー】として20年以上の臨床サービスの実績等を生かした教育研修を行っている会社になります。
本研修では、米国の保険医療制度等の講義を受講し、後日【介護福祉研修修了書】が授与されました。

■Villa Gardens ヴィラ ガーデンズ】での研修

高齢者ホームにて、見学・実習をしました。午前は、施設見学やご入居者と一緒にラジオ体操を行ないました。午後は職員がお土産として持参した、けん玉や紙風船・お手玉・独楽等を用い、アクティビティに参加しました。
Villa Gardensでは【アクティビティカレンダー】を入居者の認知症度別に作成しており、このカレンダーに沿ってご入居者は毎日、外出(美術館等)や散歩・運動等を行なっていました。このカレンダー作成時には、1週間のプログラムの内、①身体的②精神的③認知的なもの(クイズゲーム等)④社会的交流(買い物・外出等)の4つの要素を必ず取り入れ、アクティビティによって、毎日五感を刺激するよう工夫にしており、ご入居者の事をよく考えたプログラムであると感じました。

■【Atherton Homes アサートン ホームズ】での研修

総合シニア施設Atherton Homesの管理者クレッグ氏の【街の一部でありたい】という思いの通り、街と施設を隔てる塀はなく、敷地内では喫茶店・図書館 ジュエリーショップ等の店舗を運営しており、住宅街の一部のような印象を受けました。各店舗の運営には、ご入居者がボランティアで携わっており、そこでの 収入は、ご入居者の要望を聴きながら、施設の物品を購入されています。
ご入居者の意見が施設運営に大きく取り入れられている点も印象的でした。

介護用品店の見学

3軒の介護用品店を見学しました。疲れた時に椅子にして座れる杖や【リフトリクライニングチェア】という電動ソファで、立ち上がりの援助を行ってくれる椅子等など、日本では珍しい便利な介護用品を見学しました。

海外研修を終えた6名の参加者に、研修での感想や学んだこと、今後ケアに活かしていきたいことをインタビューしました。

今回の海外研修で最も印象に残ったことが、施設の地域性・社会性の高さでした。敷地内は施設外の街並みと区別がつかないような外観であると共に、施設内ではご入居者自身が売店などの運営に携わっていました。むさしの園においても、ご入居者の方々に施設内外での社会性が構築できるように支援をしていきたいです。
むさしの園 介護課主任 早坂 穣

ご入居者にとって施設の職員は新たな「家族」だと話していたことがとても心に残っています。密接な関係が構築された施設では、当法人の掲げる「その人らしさを大切に」する支援をより深く実践できることを感じました。今まで以上にご入居者に寄り添い、お一人おひとりに合った支援を続けていきたいと思います。   
むさしの園 介護課 藤﨑 梓沙

“老人ホーム=ご入居者に馴染みのある温かいご自宅であるべき”という概念を胸に刻ませていただきました。福祉施設で働く一事務員として、窓口でのご家族や地域住民とのふれあいを大切にし、ご入居者の自立心の尊重とご自宅を守るという施設運営の一翼を今後も担っていきます。
むさしの園 総務課 大木 春香

海外研修で視察した施設では、ご入居者に合わせたプログラムで、毎日アクティビティが行われていました。
また、ご入居者自身が、ボランティアをしていました。役割や楽しみを持つことは、QOLの向上に繋がります。今後、けやき園においても、役割や楽しみを増せるよう支援をしていきます。
けやき園 介護課 佐藤 朋子

視察先の施設では、入居者が散歩やゲーム等のアクティビティを毎日行っていることが印象的でした。
ご入居者がボランティアで、喫茶店や図書館を運営しており、入居者の意欲促進にも繋がると感じ、私達の施設でもこのような取り組みをしたいと思いました。   
けやき園 介護課 千田 伊純

海外研修を通して、五感を刺激した環境作りやアクティビティへの参加、ご入居者一人ひとりの生活スタイルに合わせたサービスの提供を見ることが出来ました。
今後、ご入居者が快適で安心した「暮らしの場」を提供できるように努めていきたいと思います。
もみの樹園 介護課 増田 陸

むさしの園 行事の様子

◆平成28年10月5日 運動会◆

秋の恒例行事である運動会が開催されました。各ブロック・ユニットでお揃いの色の鉢巻を着け、中にはうちわを持って応援される方もいて、皆様気合は充分です!
玉入れやパン食い競走では楽しみながらも真剣な表情であったり、職員競技で「頑張れ~!」と大きな声で応援したりする姿は、普段の生活で見る皆様とはまた違った印象を受けました。
表彰式では、昨年に引き続き3Bブロックが優勝!準優勝は3Aブロックでした。他のブロック・ユニットの皆様も「次こそは!」と話されており、来年の運動会も楽しみです。


◎種目一覧◎

開会挨拶
国家斉唱
選手宣誓

玉入れ
麻袋競走(職員競技)
借り物競走
パン食い競走

表彰式

◆平成28年12月21日 クリスマス会◆

冬のむさしの園といえば、エントランスに飾られる大きなクリスマスツリー!そんなツリーを中心に、今年もクリスマス会が開催されました。
午前はエントランスホールにてのど自慢大会優勝者の歌の披露や職員による演芸、法人よりご入居者の皆様へささやかなクリスマスプレゼントの贈呈などを行いました。クリスマスプレゼントは、各ブロック・ユニットの主任がサンタクロースとなり、お一人おひとりへプレゼントしました。
昼食は栄養課が腕によりをかけて作ったクリスマス料理のバイキングです。普段の食事とは一味違う雰囲気の中、たくさんの笑顔を見ることができました。
当日は多くのボランティアの方のお力添えもあり、無事にクリスマス会を終えることができました。誠にありがとうございました。

クリスマスバイキングでは職員も
ボランティアの方もサンタクロースの格好でお迎えしました。メニューにもクリスマスリース風のシーザーサラダやツリーケーキなど
こだわりがあります!

むさしの園 デイサービス

平成29年 新しい年を迎えました。
ご利用者の皆様方が「その人らしく」「笑顔」で過ごしていただけるデイサービスを目指して参ります。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

◆平成28年12月24・26日 笑顔で参加した忘年会◆

一年を締めくくる忘年会を開催しました。
プログラムは職員による歌謡ショー、一年を振り返るスライドショー、お楽しみ抽選会等々。
恒例の職員手作りケーキもご用意しました。
生クリームの良い香りが部屋中に広がって幸せな気分になりました。


一年を映像で振り返りました。
さまざまな出会いがあり、
皆様の笑顔にたくさん触れることができました。 

◆平成28年10月6日 さんま祭り◆

初開催となる【さんま祭り】が行われました。ご入居者の目の前で焼かれたさんまは、香りが良く「とても美味しかった」と大好評でした。さんまの焼ける姿や香りで、秋を身近に感じていただけました。

◆平成28年10月28日 秋の日帰り旅行~池袋サンシャイン水族館◆

池袋サンシャイン水族館へ行きました。昼食は、お寿司や蕎麦を召し上がり、その後水族館に行きました。魚の餌やりショーや海の様々な生き物を見て「わ~、すごい綺麗ね」「この魚は何て名前かしら」と話され、興味津々に観賞されました。見学後はお土産を購入されたり、カフェでコーヒー等を召し上ったり、お一人おひとりゆっくりと過ごされました。
帰りは「とても楽しかった」「また行きたいね」と皆様で話され、満足そうなご様子でした。

けやき園行事の様子

平成28年12月17日 クリスマス会

毎年恒例のクリスマス会を行いました。昼食はバイキング料理をご用意し、フライドチキンやちらし寿司、プチケーキ等の豪華なクリスマスメニューを堪能されました。
午後からは、各フロアの多目的ホールで、レクリエーションを行いました。お菓子やジュースを用意してクリスマスソングや演歌を歌い、ビンゴ大会をして楽しみました。サンタやトナカイの衣装を着た職員によるクリスマスプレゼントの贈呈もあり、ご入居者の喜ぶ姿を見ることができました。
ご家族と一緒に楽しまれたご入居者もおり、今年も笑顔あふれるクリスマス会となりました。

昼食バイキング

フロアのレクリエーション

けやき園 デイサービス

◆平成28年10月24~26日 外出援助(お食事会)◆

ご利用者の希望を受けて、和食レストランへ外食に出かけてきました。店内では「何食べようか、外食なんてめったにできないから楽しみだわ」と口ぐちに話されていました。各自、お好きな品を注文され「とっても美味しい。来られて良かった」と喜ばれていました。ボランティアの方々にもご協力をいただき、とても楽しい食事会となりました。

◆11月26日~28日 もみじ狩り 小金井公園◆

天候も良く、紅葉の色も鮮やかで気持ちの良い紅葉狩りとなりました。松ぼっくりを拾い、落ち葉の上を散歩して秋を楽しみました。

◆12月21日~23日 クリスマス会◆

クリスマス会を開催しました。久留米一芸会様による歌やダンス等、職員の演芸を観賞され、賑やかな雰囲気の中、とても楽しい時間を過ごすことができました。

もみの樹園行事の様子

◆平成28年10月30日 今年も『町躍皷(まちやっこ)』来たる!!◆

第2回目となる町躍皷演舞会が開催されました。五臓六腑に響き渡る和太鼓に魅了され、参加されたご入居者も活気に満ちあふれていました。和太鼓の体験コーナーもあり、大好評でした。

◆平成28年11月18日 日帰り旅行 ~池袋サンシャイン水族館~◆

当日は晴天と暖かさに恵まれ、絶好の旅行日和でした。
昼食はレストラン街でお好きな物を召し上がり、その後サンシャイン水族館を見学しました。 
皆様の笑顔が絶えず、楽しい1日となりました。

◆平成28年11月23日 餅つき大会 ~1階玄関前にて~◆

町内会と落合第二小学校の皆さんとの合同で、餅つき大会を行いました。ご入居者もつき手として参加し、「よいしょ!」と声を合わせ、楽しまれていました。ついたお餅は、お汁粉にしていただきました。寒い中でしたが、笑い声や思い出話にあふれ、賑やかなイベントとなりました。

◆平成28年12月20日 クリスマス会◆

クリスマス会が開催されました。昼食はバイキング形式でお好きなものを召し上がりました。蟹グラタンやビーフシチュー、テリーヌ、デザートにはケーキやフルーツ等が並びました。豊富なメニューに目を輝かせている姿が印象的でした。
午後からは、ボランティアの皆さんによるコーラスの披露、保育園児のダンス、職員による出し物を観賞しました。クリスマスプレゼントも配られ、身も心も温まる1日になりました。


栄養課&お知らせ

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